現在、鉄斎美術館「聖光殿」では開館50周年を記念して「鉄斎の画業七十年―画を以て法を説く―」展を開催しています。
6年ぶりとなる本展では、画業のはじまりを示す数え19歳の作《雉子図》にはじまり、各年代の代表作を一挙に展示しています。
学びの跡がうかがえる32歳の作《層巒雨霽図》、優れた色彩感覚が発揮された《蘭亭曲水図》や、やまと絵風の穏やかな彩色が美しい《山上憶良貧窮問答歌図》《大原邨婦図》なども展示。
77歳で制作した大作《青緑山水図》屏風は、《富士山図》屏風と並ぶ名品ですのでぜひご注目ください。
大胆で自由闊達な筆あとが80歳代の名品も多数展示中です。とくに「画を以て法を説く」という印を愛用した鉄斎らしい教訓的な画題の作品も解説とともに紹介しています。
4月19日、5月3日各土曜日の13時30分よりギャラリートークを開催します。ご入館いただいた方はどなた様でも自由にご参加いただけますので是非ご来館ください。
開館五十周年記念「鉄斎の画業七十年―画を以て法を説く―」
会期:2025年4月1日(火)~5月4日(日)
開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:月曜日
学芸員による展示説明会(ギャラリートーク):4月19日、5月3日 各土曜日 13時30分~(約40分) 予約不要