天堂には、三宝荒神王、大聖歓喜天(聖天)、十一面観世音菩薩他、福徳を授ける諸神諸仏が祀られています。聖天さまは仏教守護の神として、祈れば富貴を与え病を除き、夫婦和合・子を授けると言われています。また十一面観世音菩薩も除病・滅罪・求福を祈れば現世利益を得ることが出来るとされています。
日々の修法には、白飯・赤飯・小豆・神酒・菓子・果物・餅・それに聖天さまの好物大根・おだんが供えられます。
東面した拝殿から浴油堂が棟つづきになり、三宝荒神・歓喜天尊の合行如法浴油供(ごうぎょうにょほうよくゆく)の秘法が、毎日当山法主により華水供(けすいく)一座、浴油供二座の計三座、平和と繁栄、愛と福徳の祈りをこめ厳かに行われています。尚、法務による法主不在の日も、自ら、その間のお勤めを前日または数日前から行う「拝み越し」を修し、一日も途切れることはありません。
また拝殿では、各大祭、月例祭(毎月28日)、月旦祭(毎月1日)に大般若経転読法要が奉修され、世界の平和や除災招福がお祈りされています。尚、浴油堂は秘密の戒壇として法主と坦行事(だんぎょうじ)以外の入座は許されません。