会期 |
前期:2023年1月26日(木)~3月14日(火) |
---|---|
会場 | 鉄斎美術館別館「史料館」 ※本館「聖光殿」は長期休館しているため、小さい会場での展示となります。 |
開館時間 | 午前9時30分~午後4時30分 |
休館 | 水曜日、展示替期間 |
入館料 |
無料 |
展覧会の見どころ
東アジアの文人たちは、俗世を離れ自然を友とし山中で暮らす隠遁生活に憧れを抱き、画中の山水風景に心を遊ばせました。文人の精神をもって生きた富岡鉄斎(1836~1924)もまた無為自然を重んじる老荘思想に親しみ、中国・日本の山水画の系譜をたどって様々な画法を学びながら理想郷を追い求めました。
自在の境地に至った晩年、長寿を尊び描いた仙境図は幸福感に満ち、大胆な筆致と豊かな色彩は見るものを魅了します。墨の濃淡とかすれが活かされた水墨山水の傑作《心遊仙境図》(前期展示)、緑青や群青をもちいて鮮やかに描く青緑山水の名品《東瀛遷苑図》(後期展示)などを中心に、鉄斎が思い描いた「胸中の丘壑」をお楽しみください。
主な展示作品
淡彩山水図 | 富岡鉄斎筆 明治11年(1878) 掛軸 |
---|---|
天保九如章図 | 富岡鉄斎筆 明治29年(1896) 掛軸 |
摸孫無逸山水図巻 | 富岡鉄斎筆 明治時代 巻子 |
王元之竹楼記図 | 富岡鉄斎筆 大正6年(1917) 掛軸 |
東瀛僊苑図 | 富岡鉄斎筆 大正7年(1918) 掛軸 |
茂松清泉図 | 富岡鉄斎筆 大正8年(1919) 掛軸 |
弘法大師在唐遊歴図 | 富岡鉄斎筆 大正13年(1924) 掛軸 |
水墨清趣図 | 富岡鉄斎筆 大正13年(1924) 掛軸 |
扶桑神境図 | 富岡鉄斎筆 大正13年(1924) 掛軸 |