会期 |
前期:2019年10月6日(日)~11月11日(月) |
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会場 | 鉄斎美術館別館「史料館」 |
開館時間 | 午前9時30分~午後4時30分 |
休館 | 10月25日(金)、11月25日(月)、12月8日(日)
※11月12日(火)~15日(金)は展示替のため休館 |
入館料 |
無料 |
展覧会の見どころ
幕末の京都に生まれ、激動の明治大正を生きた近代文人画の巨匠・富岡鉄斎(1836~1924)は、熱心な勤皇家としても知られています。少壮の頃には勤皇の志を抱き、志士らと盛んに交流して国事に奔走しました。維新後は神職を歴任、大鳥神社大宮司在任中には堺県(大和河内地方)に行幸された明治天皇に初めて拝謁します。また神宮祭主であった久邇宮朝彦親王が同社を参拝されたのを機に、生涯にわたって愛顧を賜りました。明治14年(1881)の帰洛後は、芸術に親しみ書画を嗜んだ久邇宮家、賀陽宮家と親交を結び、用命によって書画を献納しています。やがて画名は宮中まで達し、明治41年(1908)に天皇御用画を制作します。鉄斎は栄に浴したことを記念して「天子知名」印を刻しました。
本展は、新天皇の御即位を記念して開催するものです。大正の御大礼に奉祝の意を表した《萬歳書》、《万世不易平安城図》など、鉄斎が生涯篤く敬った皇室にまつわる作品をご覧ください。
主な展示作品
宗廟之詩書 | 明治2年(1869) 掛軸 |
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花瓶図 大田垣蓮月歌賛 | 明治2年(1869) 掛軸 |
大嘗会図 | 明治時代 掛軸 |
神武天皇像 | 明治時代 掛軸 |
萬歳書 | 大正4年(1915) 掛軸 |
万世不易平安城図 | 大正4年(1915) 掛軸 |
鳳鳴朝陽図 | 大正5年(1916) 掛軸 |
心遊仙境図 | 大正11年(1922) 掛軸 |
新年言志図 | 大正13年(1924) 掛軸 |
恩賜養老杯 | 大正4年(1915) 鉄斎遺愛品 |
出品目録
次回展覧会
開館45周年記念「清荒神と鉄斎」
前期 2020年1月5日(日)~2月9日(日)
後期 2020年2月16日(日)~3月24日(火)
会場:鉄斎美術館別館「史料館」(入館無料)