鉄斎美術館
鉄斎美術館展覧会

開館45周年記念 清荒神と鉄斎

※「清荒神と鉄斎」展は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会期を短縮し、3月20日 (金・祝)で終了いたしました。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

会期

前期:2020年1月5日(日)~2月9日(日)
後期:2020年2月16日(日)~3月24日(火)

会場 鉄斎美術館別館「史料館」
開館時間 午前9時30分~午後4時30分
休館 水曜日、展示替え期間
入館料

無料

展覧会の見どころ

清荒神清澄寺と近代文人画の巨匠・富岡鉄斎(1836~1924)の縁は、大正時代に遡ります。鉄斎作品に一貫して流れる高潔な精神と豊かな芸術性に心打たれた清澄寺第37世法主坂本光浄(1875~1969)は、日夜修法に励む傍ら、鉄斎作品の蒐集と研究に情熱を注ぎました。大正11年(1922)夏、念願の面談を果たし、鉄斎が没するまでのわずか2年半ではありましたが、互いに交友を深め、数々の名品が清荒神に寄せられました。なかでも、鉄斎が光浄の依頼を受け、書の手本として制作した全3冊に及ぶ《前赤壁賦書》は、最晩年を示す「九十落款」の作で、清荒神コレクションを代表する書の傑作といえます。

本展では、鉄斎美術館の開館45周年を記念し、鉄斎作品蒐集の契機となった一幅《淡彩山水図》、鉄斎から直接贈られた《弘法大師在唐遊歴図》、《蓬莱山図》等をはじめとする名品と書簡を通して、清荒神と鉄斎の親交を紹介します。

主な展示作品

淡彩山水図 明治11年(1878) 43歳 掛軸
古仏龕図 大正12年(1923) 88歳 掛軸
弘法大師在唐遊歴図 大正13年(1924) 89歳 掛軸
巌栖十八羅漢囲碁図 大正13年(1924) 89歳 掛軸
昇天龍図 大正13年(1924) 89歳 掛軸
聖者舟遊図 大正13年(1924) 89歳 掛軸
瓶菊図 大正13年(1924) 89歳 扇面
蓬莱山図 大正13年(1924) 89歳 掛軸
前赤壁賦書 大正13年(1924) 89歳 折本
坂本光浄宛書簡 大正13年(1924) 89歳 巻子

次回展覧会

開館45周年記念「鉄斎と帝室技芸員の作家たち」

前期 2020年4月5日(日)~5月10日(日)
後期 2020年5月17日(日)~6月21日(日)
会場:鉄斎美術館別館「史料館」(入館無料)