会期 |
前期:2020年6月28日(日)~8月2日(日) |
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会場 | 鉄斎美術館別館「史料館」 |
開館時間 | 午前9時30分~午後4時30分 |
休館 | 水曜日、展示替期間 |
入館料 |
無料 |
展覧会の見どころ
幕末の動乱と明治維新による近代化の波は、連綿と続く日本の祭礼や習俗に多大な影響を与えました。敬神崇仏の念に篤い富岡鉄斎(1836~1924)は、衰退の一途を辿る社寺と祭礼の実情に向き合い、独自の立場から調査研究することに努めました。なかでも、明治中期、京都太秦の牛祭を、鉄斎が中心となって復興したことは広く知られています。
本展では、生まれ育った京都の祇園祭、牛祭、やすらい祭、滋賀筑摩の鍋冠祭を題材とした二曲一双屏風《四祭図》のほか、年中行事を一幅に収めた《名勝十二月図》、アイヌの儀礼イオマンテを描く《蝦夷人熊祭図》など、日本の風俗に取材した作品を紹介します。鉄斎が心を寄せて描いた躍動感あふれる祭礼図をお楽しみください。
主な展示作品
名勝十二月図 | 慶応2年(1866) 31歳 掛軸 |
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蝦夷人鶴舞図 | 明治時代 40歳代 掛軸 |
牛祭図 | 明治時代 50歳代 掛軸 |
四祭図 | 明治時代 60歳代 二曲一双屏風 |
春日角伐図 | 明治40年(1907) 72歳 画帖 |
京八景図茶盒 | 大正3年(1914) 79歳 |
蝦夷人熊祭図 | 明治~大正時代 70歳代 掛軸 |
文字市若布刈神事図 | 大正5年(1916) 81歳 掛軸 |
八坂大神号書 | 大正9年(1920) 85歳 掛軸 |
牛祭覚描き帖 | 明治~大正時代 画帖 |
出品目録
次回展覧会
開館45周年記念「蓮月と鉄斎」
前期 2020年10月11日(日)~11月15日(日)
後期 2020年11月22日(日)~12月22日(火)
会場:鉄斎美術館別館「史料館」(入館無料)